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 名古屋ユビキタス特区コンソーシアムは、日本の「ワンセグ技術」を広く海外に紹介するために、「上海国際博覧会」の日本館イベントステージで実施される愛知県ウィーク(7月31日~8月5日)、名古屋市ウィーク(8月7日~8月12日)に参加し、2週間にわたって実証・実験を実施すると発表した。上海市無線電管理局からこのイベントステージ用に、日本の地上デジタル放送サービス「ワンセグ」を放送する免許を受けて、「ワンセグメント・ローカルサービス」を活用してエリア限定放送を行う。

 民間放送テレビ5社(幹事社:中京テレビ放送、中部日本放送、テレビ愛知、東海テレビ放送、名古屋テレビ放送)は、総務省から委託を受け、関係機関(ユーフィット、ビート・クラフト、名古屋大学、名古屋工業大学、愛知県、名古屋市)と名古屋ユビキタス特区コンソーシアムを組織し活動している。コンソーシアムは、2008年度・2009年度に続き、2010度も「ユビキタス特区」事業(放送と通信のシームレスな切替えなどを可能とする新ワンセグ端末の開発・実証)を進めている。

 イベントでは、愛知県や名古屋市の「祭り」や「産業」を紹介する映像を制作し、データ放送ではその内容を中国語で解説する。最後には、本ユビキタス特区で新規に開発した「電子マネー」連携機能を活用して、クイズなども実施し、参加者の反応を把握するためのアンケート調査なども行う。

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