解像度選択メニュー(YouTube公式ブログより引用)
解像度選択メニュー(YouTube公式ブログより引用)
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 米Google傘下の動画共有サービス「YouTube」は米国時間2010年7月9日、解像度4K(4096×2304ピクセル)のビデオに対応したと発表した。またYouTubeは、優秀なビデオ制作パートナーに総額500万ドルの資金を提供する支援プログラム「YouTube Partner Grants」を発表した。

 4Kの解像度は、現時点で最も高精細なフルハイビジョン(1080p:1920×1080ピクセル)ビデオに比べ4倍以上高い。YouTubeのビデオ再生画面で解像度「Original」を選ぶと4Kビデオが視聴できる。YouTubeは4Kビデオをプレイリストで紹介している。ただし、4Kビデオはデータ量が非常に多いため、再生するには相当に高速なブロードバンド回線が必要という。

 YouTube Partner Grantsは、予算面で制約の多い小規模パートナーを支援する取り組み。ビデオ制作に必要な資金を提供し、撮影/制作機材のアップグレードやマーケティング活動、スタッフ/出演者の人件費などに活用させ、優れた映像作品をYouTubeで配信してもらう考え。支援先パートナーは、YouTubeがビデオ再生回数などのデータを参考に候補を選び、提出された制作計画にもとづいて決定する。

[YouTube公式ブログへの投稿記事(4Kビデオ対応)]
[YouTube公式ブログへの投稿記事(YouTube Partner Grants)]

■変更履歴
第1段落で「2010年月9日」としていましたが,正しくは「2010年7月9日」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2010/07/12 14:45]