米経済誌「Fortune」は米国時間2010年7月9日、「技術業界で最も頭が切れる人」を発表した。最高経営責任者(CEO)部門では、米AppleのSteve Jobs氏が選ばれた。

 ここで言う「頭が切れる(スマートな)人」とは、知能指数を問題にしているのではなく、聡明でなおかつ人々の生活やライフスタイルに変化を与えるほど影響力を持った人を意味する。同誌は、Jobs氏が手がけたデジタル音楽配信サービス「iTunes」、映画制作会社「Pixar」(米Disneyが買収)、スマートフォン「iPhone」、タブレット型コンピュータ「iPad」を挙げ、「1つの業界を揺るがすだけでも幸運だというのに、4つの業界に影響を与えている。これこそスマートだ」と評している。

 同調査では、CEO、デザイナー、創設者、アナリスト、エンジニアなど10カテゴリーから「最も頭が切れる人」と上位候補者4人を選定した。CEO部門の上位候補者には、米Amazon.comのJeff Bezos氏や、バイオテクノロジー会社、米DendreonのMitch Gold氏、中国BtoB大手Alibaba GroupのJack Ma氏などが選ばれた。

 デザイナー部門の「最も頭が切れる人」には、Appleの工業デザイン担当バイスプレジデントであるJonathan Ive氏、創設者部門では米FacebookのCEO、Mark Zuckerberg氏が選出されている。

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[発表資料(2)]
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