米MicroStrategyはフランスで現地時間の2010年7月6日に、同社のビジネスインテリジェンス(BI)プラットフォームのモバイル版「MicroStrategy Mobile」を、米Appleのスマートフォン「iPhone」およびタブレット型コンピュータ「iPad」に最適化したと発表した。Appleのモバイルアプリケーション販売/配信サービス「App Store」で提供を開始している。

 MicroStrategyのプラットフォームをベースにBIを実施している企業の社員は、iPhoneやiPadからグラフや表、企業レポートなどのデータへすばやく安全にアクセスできる。セキュリティを考慮し、アクセスしたデータはアプリケーション終了時に、端末から自動的に消去される。

 MicroStrategy Mobileは、米Googleの地図サービス「Google Maps」と連携した機能を備えるほか、iPhoneおよびiPadのマルチタッチ機能や、GPS(Global Positioning System)機能、加速度センサー、バーコード読み取り機能などをサポートする。端末に標準搭載された電子メール、ブラウザ、テキストメッセージングをはじめ、サードパーティーのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)や決済用アプリケーションなどとも統合可能。

 同社はまた、25人分のユーザーライセンスを含む無償の「MicroStrategy Mobile Suite」を提供することも明らかにした。開発ツール、オンライントレーニング、技術サポートなどが付属する。

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