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関西の企業が社内利用ソフトを違法コピー、約3億1500万円で和解

2010/07/01
八木 玲子=日経パソコン

 ソフトウエアメーカーなどが設立する非営利団体、ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は2010年7月1日、社内でソフトウエアの違法コピーを使用していた国内の企業とBSAのメンバーのソフトウエアメーカーが、3億1520万5272円で和解したと発表した。同社の著作権侵害はBSAへの通報によって発覚したもので、通報を端緒とする事案の和解総額としては、世界的に見て過去最高額という。

 この企業は、関西所在のメーカー。著作権侵害発覚後に社内調査を実施したところ、のべ3913本の違法コピーが発見されたという。具体的にはアドビ システムズの「ILLUSTRATOR」やオートデスクの「AutoCAD」、ファイルメーカーの「FileMaker Pro」、マイクロソフトの「Office」などが不正に使用されていた。この4社と当該企業の間で協議が行われ、今回の和解に至ったという。

 BSAは、アドビ システムズやアップル、マイクロソフト、シマンテックなど数十社のソフトウエアメーカーで構成されている。本部は米国で、日本にも事務局を設置。ソフトウエアの著作権保護を促進する教育啓発活動などを、国内でも実施している。企業や学校といった組織内の違法コピーに関する通報窓口も用意する。日本の通報窓口には、2008年には544件、2009年には510件もの情報提供が寄せられたという。

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