写真1●日商エレクトロニクス本社内に開設した「デジタルサイネージフォレスト」
写真1●日商エレクトロニクス本社内に開設した「デジタルサイネージフォレスト」
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写真2●ディスプレイを縦横自在にレイアウトできるデジタルサイネージ製品「Matrix」
写真2●ディスプレイを縦横自在にレイアウトできるデジタルサイネージ製品「Matrix」
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 日商エレクトロニクスグループのエヌジーシー(NGC)と日本サムスンは2010年7月1日、デジタルサイネージの導入事例を紹介するショールーム「デジタルサイネージフォレスト」(写真1)を開設した。韓国サムスン電子製の液晶ディスプレイ製品と、NGC製の画像コンテンツを組み合わせたデジタルサイネージ製品を、東京都中央区の日商エレクトロニクス本社1階のスペースに常設展示する。

 NGCの諏訪和由代表取締役社長は、「デジタルサイネージ市場は本格的に立ち上がりつつあり、ディスプレイやコンテンツの多様化が進んでいる。デジタルサイネージの導入を検討する顧客が、ビジネスの目的に合致した製品を選択できるように体験型のショールームを開設した」と説明した。同社は、2009年6月に日本サムスンと販売代理店契約を締結。以降、サムスン電子製の液晶ディスプレイと画像配信プラットフォームを採用したデジタルサイネージ製品を国内で販売するとともに、デジタルサイネージ向けコンテンツの企画制作を手掛けてきた。諏訪社長によると、これまでに1000パネルを超える導入実績があるという。

 同日NGCは、デジタルサイネージの新製品「Matrix」(写真2)の販売を開始した(サムスン電子でのブランド名は「MagicIngo Video Wall」)。Matrixは、サムスン電子製の液晶ディスプレイを複数組み合わせた大型画面(ビデオウォール)に、デジタル・サイネージ・コンテンツを表示する。一般的なビデオウォールは、3×3のように同じサイズのディスプレイを同じ向きに並べて四角い画面を作るが、Matrixは、サイズの異なるディスプレイを最大250台まで縦横自由にレイアウトして1枚の画面を作ることが可能。サムスン電子製のWindowsコントローラー内蔵型液晶ディスプレイ18機種(32型~82型)に対応する。価格は、32型ディスプレイを9面組み合わせた場合で約200万円。