Bingの新しいUI
Bingの新しいUI
[画像のクリックで拡大表示]
iPhone用Bingアプリケーションの新版の画面例
iPhone用Bingアプリケーションの新版の画面例
[画像のクリックで拡大表示]

 米Microsoftは現地時間2010年6月22日、検索サービス「Bing」をアップデートした。エンターテインメント情報の検索機能を強化したほか、ユーザーインタフェース(UI)を刷新した。併せて、iPhone/iPod touchからBingの機能を利用するためのアプリケーションの新版を公開した。

 Microsoftによると、エンターテインメント情報の検索件数は全体の10%を占める最も多い分野。そのため、音楽やゲーム、テレビ番組、映画の情報を高速かつ容易に見つけられるようにしたとしている。

 音楽については、関連する写真やビデオ、歌詞、ツアー日程といった情報のほか、全曲試聴可能な楽曲500万曲以上を検索できる。ゲーム情報は、3万5000本を超えるゲームのレビュー記事などに加え、無料で遊べるオンラインカジュアルゲーム100本弱を紹介する。

 テレビ番組は、オンライン視聴できる番組1500種類以上を用意する。ユーザーの居住地域に合わせた番組表なども提供する。映画情報は、上映している映画館/時刻、映画館への交通手段、レビュー記事、Twitterでの評判などをまとめて検索できる。

 UI刷新で最も変わったのは、検索結果の絞り込みに使うメニュー「Quick Tabs」が画面左側から検索窓直下に移ったことである。Quick Tabsは、検索対象のジャンルに応じて関連する小分類項目を表示し、検索結果の絞り込みを支援する機能。求めている情報の検索が容易になり、意思決定の効率化につながるという。Bingでは、サービス開始当初からQuick Tabsを画面左側のペインに表示してきた(関連記事:Microsoft、検索サービス「Bing」のUIを改良、Quick Tabsを画面上部に)。

 iPhone/iPod touch用の新しいBingアプリケーションは、ソーシャル機能を強化するとともに、画像ベースの検索機能を追加した。ユーザーがソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のFacebookまたはTwitterのアカウントを持っている場合は、両サービス内のコンテンツも検索対象にする。検索結果をFacebook/Twitterに直接投稿することもできる。

 iPhoneでBingアプリケーションを使うと、商品パッケージのバーコードや音楽CD/DVD/ゲームのジャケットや書籍の表紙など、撮影した画像を使った検索も可能だ。検索キーワードを入力することなく、レビューや価格、販売店などを探せる。

[Microsoft公式ブログへの投稿記事(Bing新版の概要)]
[Microsoft公式ブログへの投稿記事(Bingのエンタメ検索強化)]
[Microsoft公式ブログへの投稿記事(Bingの新UI)]
[Microsoft公式ブログへの投稿記事(iPhone用Bingアプリ)]