[画像のクリックで拡大表示]

 米Verizon Wirelessは現地時間2010年6月23日、米Googleが主導するモバイルプラットフォーム「Android」を搭載した携帯電話の新機種「DROID X」を発表した。米Motorola製で、7月15日よりVerizon WirelessのWebサイトおよび店舗で販売する。テザリング機能を利用したオプションサービスも用意する。

 DROID Xは4.3インチのディスプレイ、動作周波数1GHzのプロセッサを搭載する。8Mピクセルのデジタルカメラを備え、高品位(HD)ビデオを撮影できる。DLNAあるいはHDMI接続による動画出力が可能だ。同社の第3世代(3G)無線ブロードバンド・マルチメディア・サービスである「V CAST」用アプリケーションやルクセンブルグSkypeのVoIPソフトウエアなども搭載する。

 今夏の後半には、「Android 2.2」と「Flash Player 10.1」に無線アップデートする。Android 2.2では各種企業向けの機能を提供する。「Exchange」や「Gmail」と連動したメッセージのプッシュ配信、ホームスクリーンでのメッセージ表示、「Google Calendar」との同期、Exchangeサーバーを介したリモートのパスワード管理などが利用できる。

 DROID Xの価格は199.99ドル(リベート適用後)。2年間の契約を結ぶことが条件だ。オプションの「3G Mobile Hotspot」サービスに登録すれば、最大5台のWi-Fi対応デバイスのモデムとして利用できる。3G Mobile Hotspotは月額20ドルである。

 Googleによると、現在21社のOEMが60種類のAndroid搭載機を製造しており、世界49カ国で59のキャリアが提供している。

[発表資料(Verizon Wirelessのプレスリリース)]
[発表資料(Googleの公式ブログ)]