写真1●iPhone 4の発売イベントに登場したソフトバンクの孫正義社長
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写真2●高解像度ディスプレイなど機能向上が図られている
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 ソフトバンクモバイルは2010年6月24日、米アップル製「iPhone」の新機種「iPhone 4」の販売を開始した。ソフトバンクモバイルの旗艦ショップである東京・表参道店には、徹夜組を含む約320人強が行列を作る中、同社の孫正義社長が登場(写真1)。午前8時の販売開始を前に、おなじみとなったカウントダウンイベントが開かれた。

 iPhone 4は、6月15日から予約受け付けが始まっていた。「iPhone 3GSの時の10倍以上という予想以上の予約が殺到」(孫社長)したことから、一時予約受け付けシステムにつながりにくくなる事態も発生(関連記事)。供給を大きく上回る需要があったことから、同18日にいったん予約販売を締め切っている。

 予約者全員に対して発売初日に製品を用意できない事態に陥っていることに対し孫社長は、「大変心苦しい。一日も早くすべてのユーザーと同じ喜びを分かち合いたい」とお詫びのメッセージを出した。しばらくiPhone 4の品薄状態は続きそうだ。

 iPhone 4は、現行のiPhone 3GSの4倍の解像度のディスプレイやHD動画撮影が可能なカメラ機能などの機能が向上している(関連記事写真2)。孫社長はiPhone 4について、「一言しびれた。裏面も表面もヘリコプターなどに使われる強化ガラスを採用しており、まるで宝石でも触るような感触。もの凄い高級感がある」と話すなど、細部へのこだわりをアピールした。

 ちなみに、この日発売されたのは、iPhone 4のブラックモデルのみ。もう一方のホワイトモデルは、米アップルが6月23日に出した声明によると、7月後半の出荷になる見込みである。