米Salesforce.comは米国時間2010年6月22日、クラウドコンピューティング環境を利用した企業向けソーシャルアプリケーション「Salesforce Chatter」の正式提供を開始した。

 Chatterは、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)サイトでお馴染みのプロフィール、ステータス更新、リアルタイムフィードといった機能を備える。社員は、ドキュメント、人材、ビジネスプロセス、アプリケーションデータなどに関する効率的なやりとりとコラボレーションを実現できる。

 また、開発者がエンタープライズ向けクラウドコンピューティングプラットフォーム「Force.com」上で作成したアプリケーションにソーシャル機能を手軽に追加するための機能も提供する。

 Chatterは、Force.comおよびCRM(顧客情報管理)アプリケーション「Salesforce CRM」の有償ライセンスに組み込み、追加料無しで世界で利用可能にする。Chatterのみ導入したい企業には、1ユーザー当たり月額15ドルのライセンスを設定した。

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