マイクロソフトは2010年6月22日、グループウエアなどをSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)として提供する「Microsoft Online Services」の有料利用者数が20万人を突破したと発表した。1万7000人が利用するリクルートが国内では最大の事例である。Microsoft Onlineの全世界での利用者数は4000万人以上。

 Microsoft Online Servicesは、グループウエアのExchange OnlineやSharePoint Online、コミュニケーションサービスであるOffice Communications OnlineやLive Meeting、これらのサービスの統合版であるBusiness Productivity Online Suite(BPOS)のほか、迷惑メールフィルタリングやメールアーカイブなどのサービスであるExchange Hosted Servicesなどで構成される。

 日本では2009年4月からサービスを開始し、前述のリクルートのほか、日産自動車、UQコミュニケーションズなどが大口ユーザーである。企業向けの販売パートナーも日本国内で300社以上になった(開始当初は30社)。