東芝は2010年6月21日、企業向けノートパソコンの新機種「dynabook RX3」を発表した(写真)。前機種の「dynabook ss RX2」では12.1インチだった画面サイズを13.3インチに大きくした。6月25日から販売し、7月から出荷を開始する。実売価格は24万から30万円台。
画面サイズを大きくした狙いは、外出先で使うモバイル型ながら、会社内でもメインマシンとして使えるようにすることである。そのために、RX3は通常電圧版のプロセッサを搭載して、複数のアプリケーションを起動できるように性能を向上させた。RX2のCPUは超低電圧版プロセッサだった。
ディスプレイは横縦比16:9の13.3型ワイドサイズのLED液晶で、解像度はHD(1366×768ドット)である。画面サイズを大きくしても持ち運びやすさを損なわないようにしてある。軽量薄型液晶パネルを搭載するRX3/T9Mに、標準の6セルバッテリーを搭載したときの重さは約1.25kg。東芝によれば、13.3型では世界最軽量という。
きょう体はRX2よりも幅が約3cm、奥行きは約2cm大きくなったものの、高さを約1cm薄くした。大きさは約316(幅)×227(奥行き)×16.8~24.7(高さ)mmである。
RX3/T9Mはストレージに128GバイトのSSDを採用。4GバイトのメモリーやWiMAX通信モジュールなどを搭載する。6セルバッテリーでの駆動時間は約11時間である。