Google Commerce Searchを利用したECサイトの例
Google Commerce Searchを利用したECサイトの例
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 米Googleは米国時間2010年6月17日、小売販売サイト向け検索サービスの新版「Google Commerce Search 2.0」を発表した。商品政策の各種設定を手軽に行えるダッシュボード機能を備え、米国と英国のECサイトに提供する。

 Google Commerce Searchは昨年11月に開始した。Googleのクラウドコンピューティング環境を利用したホスティングサービスで、小売販売サイトは大企業レベルの検索機能を組み込むことができる。新たなダッシュボード機能では、プロモーションの時間帯、商品ランキングの基準、カテゴリーの分類や表示方法など、詳細な条件を手軽に設定できる。

 検索キーワード入力のオートコンプリート機能を追加し、検索の速度や関連性を強化した。スペルチェックや語幹処理、同義語の機能も提供する。また、目的の商品を直接検索するのではなく、サイト内の商品を見て回りたい訪問者のためにナビゲーション機能も備える。

 年間サービス利用料は、対応するアイテム数やクエリー件数によって異なるが、最低2万5000ドル。米メディアの報道(InfoWorld)によると、この料金で5万アイテム、300万クエリーに対応する。前バージョンでは、10万アイテム、1000万クエリー対応の年間5万ドルが最低料金だった。

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