米Facebookは米国時間2010年6月10日、全米PTAと正式に協力し、子供・親・教師の安全なインターネット利用の普及と啓発に取り組むと発表した。オンライン利用を促進するほか、ネットいじめを減らし、インターネットの安全性を高めることを目指す。

 全米PTAは、自身のWebサイトと2万4000にのぼる各地PTA団体を活用し、安全で責任あるインターネット利用に対する意識を高めるための情報やニュース、サポートを提供する。Facebookは、100万ドル相当の資金を投じ、同社が運営するSNSサイト「Facebook」においてこれらリソースの認知度向上を図る。

 また両者は、デジタルデバイドの解消にも取り組み、世帯収入や人種に関係なく、オンラインシステムを使いこなすための各種ツールやリソースを提供する。さらに、児童保護、教育、技術などの専門家の協力を得て、包括的なマルチメディア教育リソースを構築・保守する計画である。

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