米Hewlett-Packard(HP)は米国時間2010年6月7日、Web対応プリンター4機種とオンライン出力プラットフォーム「ePrint」を発表した。ユーザーは、必要なときにどこからでもインターネット対応端末を使って、任意のWeb対応プリンターで出力を行うことができる。

 ePrintを通じた出力は、タブレット型コンピュータやスマートフォンなど、電子メール機能を備えた端末で行える。iPadで描いた絵や、BlackBerryで作成したプレゼンテーション資料などを、プリンターに割り当てられた電子メールアドレスに送ることで、離れた家族や外出先のプリンターで直接出力することができる。ePrintモバイルアプリケーションを使って、ドキュメントを自宅や職場のほか、米FedExの出力センターやホテルなどに送ることが可能。

 ユーザー向けの管理センター「HP ePrintCenter」では、出力予約やプリントジョブ追跡、デバイス構成といった機能を提供する。パートナーによる出力可能なカスタムコンテンツや特典コンテンツにアクセスすることもできる。

 指定した時間に関心のあるニュース記事を出力するアプリケーションを米msnbc.comや米Yahoo!、英Reutersが提供する。米Googleの画像共有サービス「Picasa Web Albums」や米Facebookのフォトアルバムに保存されている画像を手軽に出力するためのアプリケーションも利用できる。Googleのオフィスアプリケーション「Google Docs」用のアプリケーションなども年内に用意する。

 今回発表したePrint対応プリンターは、「HP Photosmart Premium e-All-in-One」「Plus e-All-in-One」「e-All-in-One」「Premium Fax e-All-in-One」。6月から9月にかけて発売する。

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