写真●総務省関東総合通信局の武内信博局長に申請書を提出する増田和彦社長
写真●総務省関東総合通信局の武内信博局長に申請書を提出する増田和彦社長
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 メディアフロージャパン企画(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:増田和彦氏)は2010年6月7日、VHFハイバンド(V-High)の周波数を利用した携帯端末向けマルチメディア放送(マルメ放送)の事業化に向けて、電波法に定める特定基地局の開設に関する計画(開設計画)の認定申請を行った。

 申請のあと増田社長は、MediaflO技術の優位点について改めて3点を強調した。具体的には、(1)低消費電力(時間軸と周波数軸の両方から所望のコンテンツに関連する部分を取り出して復調するため)であること、(2)チャンネルの切り替え時間が短く、周波数の利用効率が高いこと、(3)米国で実績があり、世界で導入に向けた検討が進んでいること、の各点が強みと説明した。

 なお、V-Highの周波数を利用した携帯端末向けマルチメディア放送の事業化に向けては、ISDB-Tmm陣営のマルチメディア放送(mmbi)も6月4日に認定申請を行っている。参入ワクは一つなので、比較審査のうえで事業者が決定することが確実になった。

[メディアフロージャパン企画]
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