サイバーステーションが提供しているデジタルサイネージ・システム「デジサイン」が、「ひかりサイネージ」シリーズに加わったと発表した。ひかりサイネージは、NTTグループが2010年2月1日から販売を開始したデジタルサイネージ端末やコンテンツ、コンテンツの配信システムなどのセット商品である。デジサインはひかりサイネージの商品構成の中で、「ひかりサイネージ Basic C-Sシリーズ」として販売される。

 「ひかりサイネージ Basic C-S シリーズ」は、コンテンツを管理したり配信したりするサーバーをASP形式で利用するため、端末の設置などが手軽に利用できるという。配信する画像や動画の登録、スケジュールの設定はパソコンからインターネット経由で行う。自社で用意するコンテンツ以外に「ニュース」「天気」「占い」が利用料に含まれており、すぐに利用できる。サイバーステーションが用意している有料または無料コンテンツを選んで配信することもできる。

 デジタルサイネージを設置する場所では、コンテンツを蓄積するためのNASサーバー、動画や静止画のコンテンツ再生をコントロールするセットトップ・ボックス(STB)、コンテンツを表示するディスプレイで構成する。STBはリモコンを使って操作し、蓄積している動画を選んでディスプレイに表示することができるため、例えば業務終了後に社員研修用の動画をデジタルサイネージを使って見せるといった使い方もできる。

 ひかりサイネージ Basic C-Sシリーズの月額料金は7800円から。これ以外に32インチ型ディスプレイ、STB、NASといったハードウエア代を含む初期費用が27万円からかかる。販売開始は2010年6月9日である。

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