日立ソフトウェアエンジニアリングは2010年6月4日、中国のIT企業と協業し、セールスフォース・ドットコムのクラウドサービスの導入や保守、運用を支援するサービスを開始すると発表した。中国に進出する日本企業を対象に、日本と同レベルの品質のサービスを提供する。

　日立ソフトが協業する中国のIT企業は、ネットワークサービス事業者のCNLink NetworksとシステムインテグレータのHANDの2社である。セールスフォース・ドットコムのCRMサービス「Salesforce CRM」やクラウド基盤サービス「Force.com」を中国で利用する日本企業に対して、CNLink Networksがネットワーク接続環境を提供。HANDが保守・運用支援や中国語による問い合わせ対応などのサービスを提供する。日立ソフトは、日本の本社向けサポート対応や社内システムとクラウドサービスとの連携などを手掛ける。

　日立ソフトは、2012年度までに60社へのクラウドサービス提供を目標にしている。