2010年6月2日、IANA(Internet Assigned Numbers Authority)が未使用のIPv4アドレスブロック二つをLACNICに割り振ったことが明らかになった。未割り振りのIPv4アドレスは残り16ブロック、総アドレス数に占める割り合いは約6%となった。

 IANAは、IPアドレスの割り振りや管理をしているICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)の一機能。LACNICはラテンアメリカやカリブ海地域で、IPアドレスの割り振りを管理する地域インターネットレジストリーである。

 IANAが公開している「IANA IPv4 Address Space Registry」にある割り振り状況を参照すると、今回割り振られたアドレスブロックは、「177.0.0.0/8」と「181.0.0.0/8」の二つ。

 なお、未割り振りのアドレスブロックが残り5ブロックとなった段階で、世界に五つある地域インターネットレジストリー(AfriNIC、APNIC、ARIN、LACNIC、RIPE NCC)に各1ブロックを割り振ることになっている。そのため、事実上の残りアドレスブロックは16ブロックから5ブロック分を引いた11ブロックとなる。