図1 伊江村が本部港に設置した動画DEいめんしょりデジタルサイネージ
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図2 モグモ超解像の例
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 日本ケーブルテレビジョン(JCTV)は2010年6月2日、QOLPの「メールDEドーガ」に超解像技術「モグモ超解像」を提供すると発表した。メールDEドーガは、パソコンやデジタルサイネージへのコンテンツ配信を対象に、携帯電話での動画撮影・編集・加工をユーザーが独自で簡単に実施できるようにしたサービスである。

 モグモ超解像は、JCTVと提携する米Mogmo社が開発する動画の超解像技術である。「複数フレームを解析し新たな高解像のフレームを作る」という手法で高画質化を図る。

 JCTVはモグモ超解像をサーバー型サービスとして提供する。サービス第1 弾として、沖縄県伊江村が「動画DEいめんしょり」サービスの一環として本部港に設置するデジタルサイネージで、公開動画の高画質化を6月8日から開始する。動画DEいめんしょりは、沖縄の離島伊江島の伊江村が運営する携帯電話機で動画撮影・編集・サイトへのアップができるサービスである。「いめんしょり」は、伊江島の言葉で「ようこそ」を意味する。

 モグモ超解像は、伊江島の人々や観光に訪れた人が伊江島の良さを紹介する動画をサイネージに展開する際の高画質化に向けた技術として供給する。携帯電話機で撮影した動画をVGAサイズに拡大したときに発生する低ビットレート特有のブロックノイズやグラデーション減色を補正する。

 JCTVでは今後、QOLPとの協業体制を一層強化し、データ解析技術を活用したデジタルサイネージ向けソリューションの提供を促進する計画。加えて、一般消費者向けサービスの開発や、過去映像のハイビジョン化、2K4K対応といった映像関連事業者を対象にした超高解像度化サービスを発表する予定という。

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