米Hewlett-Packard(HP)は米国時間2010年6月1日、今後数年かけて法人向けサービス事業に10億ドルを投じると発表した。データセンター事業の自動化を進めて生産性の向上を図る。これに伴い今後数年で9000人の従業員を削減する計画。計画が完了すると、年間5億~7億ドルのコスト削減が見込めるとしている。

 HPは、データセンター/管理プラットフォーム/ネットワーク/アプリケーションなどを統合し、これまで以上に拡張性のある、近代化/自動化したITインフラで顧客にサービスを提供するとしている。

 法人サービス事業を担当するTom Iannotti上級副社長は、「2008年に買収した米EDSの統合がほぼ完了し、事業の成長性を確認した。顧客は、HPの技術とサービスを統合した次世代サービスのメリットを享受できるようになる」と述べている。

 なお海外のメディア(Wall Street JournalFinancial Times)は、HPが営業や配送部門を増強するため約6000人を新たに雇用する計画だと伝えている。

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