ドイツ証券は2010年6月1日、大阪証券取引所の日経平均先物取引の取引開始時に、発注システムの不具合により、実際の注文を上回る量を発注したと発表した。「ある注文を6910回繰り返したことを確認している。金額の詳細は確認中」(同社広報)。

 システムの不具合の内容は「アルゴリズム取引における不具合」(広報)という。システム担当者やマーケットの動きを見ている担当者が異常に気がつき、2分以内に取り消し処理を実施した。同社は「今回の事態を真摯に受け止め、再発防止のために万全の対策を講じる」としている。