大分銀行は2010年6月1日、NTTデータが提供する勘定系システムの共同利用サービス「地銀共同センター」を採用すると発表した。同サービスを使って勘定系システムを刷新する。2013年5月の稼働を目指す。

 大分銀の次期勘定系については、Windowsで動作する日本ユニシス製「BankVision」が本命とみられていた。大分銀の現在の勘定系システムが日本ユニシス製であるからだ。ところが大分銀は、最終的に地銀共同センターへのリプレースを決めた。システムの拡張性や柔軟性、稼働実績、維持コストなどが決め手になったとみられる。

 大分銀の参加によって、NTTデータの地銀共同センターの加盟行は予定を含め正式発表ベースで15行に達した。地銀のシステム共同化陣営の中では最大勢力である。九州地方では、西日本シティ銀行に続き2行目となる。

 地銀共同センターのシステム構成は、中核ソフトがNTTデータ製「BeSTA」、動作ハードが日立製作所製メインフレームである。