CESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)は2010年5月28日、ゲーム開発者向けの意見交換を中心とした会議イベント「CEDEC 2010」の開催を発表した。会期は2010年8月31日から2010年9月2日、会場はパシフィコ横浜。公式ウェブサイトのURLはhttp://cedec.cesa.or.jp/である。

 CEDECの開催は今年で12回目。2009年に開催した前回の「CEDEC 2009」は、ゲーム開発者、関連する学会所属者など2661人の参加を集めた。CEDEC 2010は150のセッションを設け、3000人の参加を狙う。

 CEDEC 2010では、新機軸として(1)自律、(2)多様性の醸成、(3)価値の発信強化---の三つを挙げた。(1)の自律では、従来から実施しているセッションの公募を強化する。(2)の多様性の醸成については、ポスター発表や、ショートセッション(20分)を新たに導入する。(3)の価値の発信強化のためには、ニコニコ動画による動画配信や、Twitterとの連携、過去のCEDEC資料公開などを予定している。

 また、ゲーム業界への就職を検討する学生向けには、その仕事を知るためのイベント「『ゲームのお仕事』業界研究フェア」を同時に開催する。ゲーム業界の就職内定者、新人向けには、ボランティアスタッフとして参加する機会を提供、空き時間でのセッションへの参加や、参加者との交流をうながす。

 CEDEC 2010への参加は有料。チケットは2010年7月1日から公式サイトで販売する。税込の価格は、会期中1日のみ、スポンサーシップセッションや展示コーナーに参加できる「エキスポパス」が1000円から、1日のみすべてのセッションに参加できる「デイリーパス」が1万5000円から、3日間すべてのセッションに参加できる「レギュラーパス」が2万円から。