IPA(情報処理推進機構)は、「中小ITベンダー人材育成優秀賞」と呼ぶ表彰制度を開始した。

 中小ITベンダーにおける優れた人材育成の取り組みと成果を評価し、最大3社の優秀賞を選定する。特に優れた取り組みがあった場合には、1社を優秀大賞として選定する。具体的には、IT業界の変化を見越した経営戦略にのっとった人材育成の取り組みを、ITスキル標準やUISS(情報システムユーザースキル標準)、ETSS(組込みスキル標準)を活用しながら組織的に実践し、企業組織全体が活性化されている企業を選定する。

 同表彰制度の目的は、「中小ITベンダーの活性化を促すことにより、日本のIT力向上およびグローバル人材の競争力強化に貢献すること」(IPA)。応募期間は、2010年5月27日(木)から6月30日(水)まで。審査結果は、10月上旬に公表する。