米Googleは米国時間2010年5月25日、同社が2009年に米国の企業/Webサイト運営者/非営利団体にもたらした経済効果は540億ドルとする調査結果を発表した。数字は、検索キーワードと連動して検索結果ページに広告を表示する「AdWords」、企業などのWebサイトでコンテンツや検索結果に合わせた広告を掲載する「AdSense」、特定の非営利団体に無料のAdWords広告掲載を提供する「Google Grants」による価値をもとに算出した。

 同調査によれば、AdWordsを導入している企業は、AdWordsの支出1ドルにつき2ドルの売上がある。これに、検索結果ページで受ける平均クリック数と価値測定なども合わせて計算すると、企業はAdWordsに1ドル支出することで、8ドルの利益を得ていることになるという。

 同社Global Online Sales担当バイスプレジデントのClaire Hughes Johnson氏は、「人々は、Googleといえばまず検索エンジンを考えるだろうが、当社は経済成長のエンジンでもある」と述べている。

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