ミニブログサービス「Twitter」を運営する米Twitterは米国時間2010年5月24日、同社の広告サービス「Promoted Tweets」を除いて、タイムライン画面での広告掲載を禁止すると発表した。これに合わせてAPIの利用規約をすでに改定している。

 同社が4月に発表したPromoted Tweetsでは、Twitterで行われる検索のキーワードに連動して、広告主のツイート(つぶやき)を検索結果ページに掲載する。その企業をフォローしているユーザーのタイムライン画面には、通常のツイートと同様に表示される。

 今後Promoted Tweets以外では、Twitter APIを導入しているあらゆるサービスにおいて、サードパーティーがタイムライン画面に広告ツイートを挿入してはならない。しかし、ツイートを表示するアプリケーションまたはWebサイト上および周辺での掲載は認められる。

 同社は今回の措置について、Twitterプラットフォームの長期的な健全性と価値を確保するためとしている。「サードパーティーの広告ネットワークは、短期的な収益獲得を目的とする場合が多く、Twitterの長期にわたる健全性や優れたユーザー体験を損なう可能性がある」と説明した。

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