NPO法人コモンズネットは2010年5月21日、オープンソースの情報共有基盤ソフトウエア「NetCommons」のレンタルサーバー認定制度「NetCommons Readyプログラム」を開始した。21日時点でインターネットイニシアティブとNTTPCコミュニケーションズの2社のサービスを認定している。

 「NetCommons」は、国立情報学研究所が開発しオープンソースソフトウエア(OSS)として公開している、CMS(コンテンツ管理システム)やグループウエアなどの機能を備える。コモンズネットはNetCommonsの普及・促進活動を行っているNPO法人。

 「NetCommons Readyプログラム」はゴールド認定とシルバー認定の2レベルを用意する。ゴールド認定の条件は「NetCommonsがインストールされた状態でサービスを提供している」、「NetCommonsの利用者にサポートを提供している」の2点。シルバー認定の条件は「利用者がNetCommonsをインストールする際に必要な手順や制限事項を公開している」こと。スタート時点ではインターネットイニシアティブの「LaIT レンタルサーバ webrex」とNTTPCコミュニケーションズの「WebARENA SuiteX」の2サービスをシルバーに認定している。