暗号化対応Web検索サービスのロゴ
暗号化対応Web検索サービスのロゴ
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 米Googleは米国時間2010年5月21日、同社の検索サービスを強化し、Web検索時の通信データを暗号化できるようにした。新URL「https://www.google.com/」にアクセスすると、一部言語でベータ版暗号化サービスが利用できる。日本語版サービスはまだ対応していない。

 暗号化対応Web検索サービスは、Secure Sockets Layer(SSL)方式で利用者のパソコンと検索サービス用サーバー間の通信を暗号化する。そのため、通信データが盗聴されても検索キーワードと検索結果が第三者に知られないという。ただし、暗号化処理が加わることでサービスの応答性は若干下がる。

 現在Googleの検索サービスで暗号化に対応しているのはWeb検索サービスだけで、画像検索や地図サービス「Google Map」は未対応。Googleは、暗号化通信の利用できるサービスを増やすとしている。

 Web検索サービスの暗号化通信が確立すると、Webページのサービスロゴに「SSL」と「beta」のマークが追加される。利用しているWebブラウザーによっては、鍵のマークも表示される。

[Google公式ブログへの投稿記事]