米国防総省は米国時間2010年5月21日、「Cyber Command(サイバー司令部)」の設立を発表した。米戦略軍の下部に置かれ、各軍におけるサイバー対策の取り組みを統括する。 

 同司令部の責任者はKeith Alexander陸軍大将が務め、約1000人で構成する。ほとんどのスタッフを既存のタスクフォースから移管する。本格的な稼働開始は10月1日を予定している。

 William J. Lynn III国防副長官は、「サイバー領域は米軍にとって陸、海、空、宇宙と同様に重要であり、コンピュータネットワークの保護は極めて重大だ」と述べた。また、同司令部は政府機関のネットワークおよびインフラ保護の役割も担うとしている。

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