阪急阪神ホールディングスグループのケーブルテレビ事業者であるベイ・コミュニケーションズ(Baycom)は、デジアナ変換による地上波放送を2015年3月末までの期間、暫定的に導入することを決定した。2010年2月19日付で行われた総務省近畿総合通信局長からの「地上波デジアナ変換の暫定的導入」に関する要請を受けての決定である。デジアネ変換を導入すると、ケーブルテレビの接続世帯では、地上アナログ放送の終了後もアナログテレビで地上波放送を視聴できる。

 現時点での地上波デジアナ変換の実施時期や、放送チャンネルなどは未定で、決定したあとに利用者に案内する。なお、アナログ多チャンネル放送サービスは、2011年1月末に終了する予定。

 Baycomのサービスエリアは大阪市西部、尼崎市、伊丹市、西宮市。2010年3月31日現在での対象世帯数は78万5700世帯。このうち接続世帯数は67万1800世帯である。加入世帯数は多チャンネルサービスが15万5880世帯で、インターネットが10万1282世帯である。

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