日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2010年5月20日、同社が2007年8月から2008年5月の間に製造したノートパソコンに搭載されているバッテリーパックの一部に過熱や発火のおそれがあるため無償交換すると発表した。計約5500個が対象。2009年5月に公表した不具合で対象外としていた機種にも該当するものが見つかったため。

 同社は昨年5月、同じ期間に製造した25機種(日本国内販売は8機種)のノートパソコンのバッテリーパックに不具合が見つかったと公表。非常にまれではあるが、過熱、変形、発火する可能性があるとして、全品回収と無償交換を実施した。

 しかし、その後の調査で、他の機種にも問題があることが判明したため、対象を計39機種(日本国内販売は計18機種)に拡大した。

 同日までに該当製品の確認と無償交換申し込み用のWebサイトと、問い合わせ対応のコールセンターを設置した。該当するバッテリーパックはバーコード番号から確認できる。交換用バッテリーパックは申し込み受け付けから7~10営業日で無償送付する。

 新たに対象となった国内向け機種は、「HP Compaq 6510b/6515b/6710b/6715s Notebook PC」「HP Pavilion Notebook PC dv2705/dv2800/dv2805/dv6800/dv6700/dv9700」の10機種。

 また、前回から対象の国内向け機種は、「HP Compaq 6720s Notebook PC」「HP Pavilion Notebook PC dv2405/dv2605/dv6200/dv6205/dv6500/dv9500」「HP G7000 Notebook PC」の8機種。

【問い合わせ先】
HPモバイルバッテリパック自主回収プログラム窓口 電話0120-589455