図●ICTタスクフォース「政策決定プラットフォーム」の様子
図●ICTタスクフォース「政策決定プラットフォーム」の様子
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 総務省は2010年5月18日、「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース 政策決定プラットフォーム」の第3回会合を開催した。会合に出席した原口一博総務大臣は、タスクフォースが今回中間とりまとめとして報告した方針を実行するために、夏までに具体的な行動スケジュールをまとめた工程表を含む「光の道戦略大綱」をまとめ、方針の実行を推進するための組織を設置する方針を示した。

 また、光の道実現に向けて必要となる法案を「光の道三法(仮称)」としてまとめ、来年度の通常国会に提出する方針を示した。光の道三法では「規制改革」と「電波」、「電子政府」の3テーマが柱となるという。

 タスクフォースの「過去の競争政策のレビュー部会」と「電気通信市場の環境変化への対応検討部会」が、NTTの経営形態などについてこれから1年後をめどに必要な措置を検討・実施するとした部分については、「2015年の光の道実現に向けて、先送りすることは絶対にあってはならない」とし、年内に一定の結論を出すよう指示した。