NTTデータは2010年5月17日、独の子会社アイテリジェンスを通じて、米のITサービス企業アール・ピー・エフ・コンサルティングの株式を51%取得したと発表した。狙いは、米国におけるビジネスの拡大とビジネスインテリジェンス(BI)関連ビジネスの強化だ。買収額は非公表。

 アール・ピー・エフ・コンサルティングは2009年12月期の売上高が650万ドル(約6億円)で、従業員は約20人。SAP BusinessObjectsの導入コンサルティングやサポートに強みを持つという。アイテリジェンスによる株式取得後のアール・ピー・エフ・コンサルティングの株主構成は、51%がアイテリジェンス、残る49%をアール・ピー・エフ・コンサルティングの創業者で現CEO(最高経営責任者)のロブ・フィオリロ氏が保有する。

 NTTデータはアイテリジェンスを通じて2010年3月にフランスのアデランテを、2009年10月にオランダの2Bインタラクティブを買収するなど、グローバルでのSAP関連ビジネスの強化を進めている。