図1 「iPhone 4G」を餌にした迷惑メールの例(英ソフォスの情報から引用。以下同じ)
図1 「iPhone 4G」を餌にした迷惑メールの例(英ソフォスの情報から引用。以下同じ)
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図2 迷惑メールで誘導されるWebサイトの例
図2 迷惑メールで誘導されるWebサイトの例
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図3 「iPhone 4G」を餌にしたツイートの例
図3 「iPhone 4G」を餌にしたツイートの例
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 セキュリティ企業の英ソフォスは2010年5月13日、「次世代iPhone(iPhone 4G)」が入手できるとしてユーザーをだまし、個人情報を盗もうとする迷惑メールやツイート(Twitterの投稿)が出現しているとして注意を呼びかけた。

 迷惑メールの一例は、iPhone 4Gを試用したいユーザーを募るもの(図1)。試用後、同機はユーザーに進呈するとしている。メールの内容は英語。件名は「Test and Keep an Apple iPhone 4G」。iPhone 4Gを試用したいユーザーは、メール中のリンクをクリックして申し込むよう書かれている。

 実際にリンクをクリックすると、個人情報の入力を促すWebサイトに誘導される(図2)。このサイトには、「iPhone 4G」といった単語は一切ない。ソフォスによれば、メールアドレスなどを収集するために用意されたサイトだという。

 同社では、iPhone 4Gを“餌”にしたツイートも確認している(図3)。投稿者の写真は、いずれも若い女性。ツイートには、「Get a Free iPhone 4G! Limited Quantitiles!(数量限定!)」や「Get a Free iPhone 4G! Offer Ends TODAY!(本日限り!)」といった文章とリンクが記載されている。

 リンクをクリックすると、個人情報を入力させるWebサイトに誘導される。前述の迷惑メールと同様に、同サイトにも「iPhone 4G」に関連した単語はない。