コンパクトサイズながら高速印刷を両立したA3カラープリンター「LP-S7100」
コンパクトサイズながら高速印刷を両立したA3カラープリンター「LP-S7100」
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設置面が幅404×奥行き380mmと省スペースなA4カラープリンター「LP-S510」
設置面が幅404×奥行き380mmと省スペースなA4カラープリンター「LP-S510」
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いずれも用紙のセットやトナーカートリッジ交換などの作業を前面から行える「フルフロントアクセス」を採用した(写真はLP-S7100)
いずれも用紙のセットやトナーカートリッジ交換などの作業を前面から行える「フルフロントアクセス」を採用した(写真はLP-S7100)
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 セイコーエプソンは2010年5月11日、ビジネス向けプリンター「オフィリオプリンター」シリーズの新製品を発表した。A3カラーページプリンターの「LP-S7100」とA4カラーページプリンターの「LP-S510」である。発売予定日は「LP-S7100」が5月20日、「LP-S510」が5月21日。価格はいずれもオープン。実勢価格は「LP-S7100」が9万円台後半、「LP-S510」が3万円台後半になる見込み。

 A3カラーページプリンター「LP-S7100」は、コンパクトサイズながら高速印刷を両立したのが特徴。A4サイズの用紙カセットを使用し、トレイを閉じた状態での外形は幅499.5×奥行き538×高さ422mm。従来機種の「LP-S7000」と比較して約40%小型化したという。用紙のセットやトナーカートリッジ交換などの作業を前面から行える「フルフロントアクセス」を採用しており、左右や背面に余裕のない場所にも設置できる。また、新構造で高速なエンジンを搭載したため、小型ながらカラー/モノクロともA4印刷時に30ページ/分の速度を確保した。両面印刷はオプションとなる。解像度は600×600dpi。

 給紙容量は標準でトレイ190枚、カセット305枚の計495枚。カセットは、オプションの増設1段カセットユニット(670枚)で、最大3段までオプションによる増設が可能。インタフェースは100BASE-TX/10BASE-TのLANのほか、USB 2.0に対応する。重さは約44kg。

 A4カラープリンター「LP-S510」は、設置面が幅404×奥行き380mmと省スペースな点が特徴。高さは275mm。解像度は最大で1200×600dpi。A4カラー印刷は標準で5ページ/分、A4モノクロ印刷は標準で19ページ/分となっている。こちらもLP-S7100同様、フルフロントアクセスに対応する。

 給紙容量は標準でトレイ200枚。インタフェースはUSB 2.0に対応する。重さは約14.5kg。

 「LP-S7100」の販売目標は年間3万台。既に発表した「LP-S5000」の販売目標は年間2.4万台としており、両者合わせて、A3カラー対応のレーザープリンター市場で36%のシェア獲得を目指す。一方、「LP-S510」の販売目標は年間1万台。A4カラー対応のレーザープリンター市場で13%のシェア獲得を目指す。同社は、これまでA3対応機に力を入れてきたため、A4カラー対応のレーザープリンター市場でのシェアは5%ほどだったというが、「今後はA4プリンターにも力を入れていきたい」(同社取締役販売推進本部長 中野修義氏)と意欲を見せた。

 また、ビジネス向け製品のプロモーションに、女優の鈴木京香さんを起用すると発表。「考えるきっかけは、エプソンに。」をキーワードに、ビジネスの現場での問題点に目を向けたプロモーションを展開する予定としている。

■変更履歴
記事掲載当初、「フルフロントアクセス」に対応するのが「LP-S510」と表記していましたが、「LP-S7100」も対応しているため、記事を修正しました。[2010/05/11 21:10]