写真●マイクロソフトの樋口泰行代表執行役社長(右)と山形県の吉村美栄子知事(左)
写真●マイクロソフトの樋口泰行代表執行役社長(右)と山形県の吉村美栄子知事(左)
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 マイクロソフトと山形県は2010年5月10日、IT活用による山形県の地域活性化に向けて連携することで覚書を締結した。同日から1年間、山形県内のITベンチャー支援、および山形県内NPO法人の活動基盤強化に共同で取り組む。

 ITベンチャー支援では、マイクロソフトが進める「ITベンチャー支援プログラム」の選定企業と準選定企業の4社を対象に、マーケティングの支援や開発ツールの提供を実施する。選定企業の1社であるレクポートの中丸孝一代表取締役は、「本プログラムの一環として、米国のマイクロソフト本社でのセミナーに参加した。開発の前線にいる人の生の声を聞くことができ、非常に刺激になった」と話した。また、NPO活動基盤強化プログラムでは、職員に対して、IT活用による情報発信力の向上、活動の効率向上を目的とした講座を提供する。

 覚書の締結に際し、マイクロソフトの樋口泰行代表執行役社長(写真右)は、「地域振興だけでなく、山形県から世界進出するようなITベンチャーを輩出できるように支援していきたい」と述べた。また、山形県の吉村美栄子知事(写真左)は、「本取り組みを通して、県内のITサービス産業の一層の発展とIT人材の育成を推進していく。今後の県民生活の向上、産業の活性化につながると期待している」と語った。