米Hewlett-Packard(HP)は米国時間2010年5月5日、同社ソフトウエアおよびソリューション事業の執行バイスプレジデントに元米Microsoft幹部のBill Veghte氏を任命したと発表した。5月17日付けで就任する。

 Veghte氏はMicrosoftに約20年間勤務し、研究開発、営業、サービス、マーケティングなど各部門で管理職を歴任した。直近ではWindows担当上級副社長を務めていた。昨年7月に、同上級副社長だったSteven Sinofsky氏がWindows担当社長に昇格し、その時点でVeghte氏は「新たな指導的立場に就く」とされていた(関連記事:「Windows 7」責任者のSinofsky氏がWindows部門のトップに昇格した真相)。しかし同氏は今年1月のインタビューでMicrosoft社内に自身が望む事業に取り組めるポジションがないと語っており、1月31日にMicrosoftを退社した(米メディア)。

 HPのソフトウエアおよびソリューション事業は、IT管理、情報管理、ビジネスインテリジェンス、コミュニケーションとメディアといった分野の製品を手がけており、事業規模は36億ドルにのぼるという。

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