マイクロソフトは2010年4月13日、統合開発環境の新版「Visual Studio 2010」の発表会とイベントを開催した。

 今回も学習者向け、入門者向けの無償版「Express」が提供される。英語版は4月12日から配布が始まっているが、日本語版は4月27日からだ。

 個人で購入しやすい有償版は「Professional」だろう。前版のVisual Studio 2008で存在した「Standard」はなくなった。Visual Studio 2005/2008 Standardを持っている人は、「Visual Studio 2010 Professionalスタンダードエディション乗り換えパッケージ」を4万1790円(税込、以下同じ)で購入できる。ProfessionalのMSDN Essentials付きというパッケージは13万4400円だが、「アップグレード優待パッケージ」が6万8040円で用意されている。Visual Studio 2005/2008のExpress Editionを持っていれば購入できるので、事実上、だれでもこの価格で買えると考えてよさそうだ。

 チーム開発の基盤となる「Team Foundation Server」が利用しやすくなったことにも注目したい。前版では39万9000円したものが、今回は6万900円になり、これを1サーバー、5クライアントで利用できる。「with MSDN」のパッケージでも1サーバー、1クライアントで利用できる。