小型基地局の種類は2種類
小型基地局の種類は2種類
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 ソフトバンクモバイルは2010年4月22日、ユーザーの自宅や店舗あるいはオフィスに設置する携帯電話のフェムトセルと呼ばれる小型基地局「ホームアンテナFT」の利用受け付けを5月10日から開始すると発表した。希望するユーザーに無料で提供する。携帯電話の利用エリアを拡大してほしいというユーザーの要望に応えるために3月末に発表した「電波改善宣言」の一環として実施する。

 ソフトバンクの携帯電話取扱店やWebサイトで受け付ける。申し込み後、ソフトバンクが総務省に免許を申請し、その後ユーザーに小型基地局を送付。ユーザーが自分で基地局を宅内に設置する。申し込み完了から利用開始までは2カ月がかかるという。小型基地局の種類は2種類ある(写真)。

 小型基地局を利用するには、同社指定のブロードバンド回線が必要となる。指定ブロードバンド回線はYahoo!BB ADSL、SoftBank ブロードバンドADSL、Yahoo! BB SOHO、NTT東日本のフレッツ光ネクストおよびBフレッツ、NTT西日本のフレッツ光ネクスト(一部メニューを除く)。小型基地局からブロードバンド回線経由で固定電話の番号を通知する仕組みが必要となるため、利用できる回線が制限されているという。今後は、対応する回線を増やしていく予定。

 宅内にブロードバンド回線がないユーザーの場合は、ADSLサービスを無料で提供する。対象となる固定電話はNTT加入電話/NTT加入電話・ライトプラン(INSネット64、INSネット64ライト以外)。

 このほか、店舗やオフィスで「ソフトバンクWi-Fiスポット」のアクセスポイントを設置したい事業主に対してもルーターやADSLサービスを無料で提供する。