KDDIグループでケーブルテレビ(CATV)統括運営会社のジャパンケーブルネットは2010年4月21日、JCNグループ局において、地上デジタル放送のデジアナ変換を2011年7月24日から2015年3月31日までの期間限定で導入すると発表した。JCNは現在、18社のグループ局を傘下に置いている。

 デジアナ変換の導入により、2011年7月24日の地上アナログ放送の停波時点で、例えば1台目のテレビの地上デジタル放送対応を完了してなお2台目・3台目のアナログテレビを保有する加入者の「そのままテレビ視聴を継続したい」というニーズに対応する。また、「地上アナログ放送停波時点で、JCNグループネットワークを通じてテレビを視聴している世帯に対し地上デジタル放送に加えてデジアナ変換サービスを期間限定で提供することで、円滑な地上デジタル放送受信環境整備に寄与できると考えている」(JCN)としている。

 総務省からの「デジアナ変換の暫定的な導入の要請」に基づいて、このサービスを行う。CATV業界第1位のジュピターテレコム(J:COM)は既にデジアナ変換の将来的な導入の決定を発表している(関連記事へ)。

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