米Microsoftは現地時間2010年4月20日、中規模企業向けERP(統合基幹業務システム)ソフトウエアの最新版「Microsoft Dynamics GP 2010」を5月1日から販売すると発表した。社内導入モデルと、サブスクリプション制ホスティングモデルの二つの形態を用意し、米国、英国、オーストラリア、カナダ、カリブ海諸国、中東、ニュージーランド、南アフリカで販売する。

 最新版は、より高度なビジネスインテリジェンス(BI)を実現できるという。新機能「Role Centers」を、Microsoft SQL Serverが持つ分析機能「Analysis Services」やレポーティング機能「Reporting Services」、および「Microsoft Excel」と組み合わせることで実現する。「Microsoft Word」で作った文書をメールで送信する機能などを備え、関連業務の省力化を支援する。

 350種類上のWebサービスを同こんする。統合コミュニケーション(UC)製品「Microsoft Office Unified Communications」や、CRM(顧客情報管理)ソフト「Microsoft Dynamics CRM」、分析機能「PowerPivot for Excel 2010」と連携できる。企業向けポータルソフトウエア「Microsoft SharePoint」との相互接続性を強化し、業務情報の配信を容易にした。

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