米インテルのグレッグ・ワイアント氏
米インテルのグレッグ・ワイアント氏
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 インテルは2010年4月20日、社内のITインフラ戦略を説明する「インテルIT CTO ラウンドテーブル」を開催した。IT本部CTO兼チーフ・アーキテクトのグレッグ・ワイアント氏は、従業員が利用しているパソコンのリプレース計画などを明らかにした。

 グレッグ氏によると、インテルが全世界の拠点で利用しているパソコンの総数は9万台強。そのうち、研究所の分析用パソコンなどを除く約8万台が、個々の従業員が普段利用しているノートパソコンに相当する。同社は、それら従業員向けのノートパソコンを4年間使い続けるルールを規定している。クライアントOSはWindows XPで統一しており、それらXPパソコンを毎年25%(約1万9000台)ずつWindows 7パソコンに移行している真っ最中だ。

 興味深いのは、ノートパソコンの内蔵ストレージ装置をSSD(solid state drive)に決めていること。「(ハードディスクよりも)SSDの方がOSやアプリケーションの起動が速く、バッテリーの持続時間も1時間近く伸びた。従業員からも好評だ」とグレッグ氏は語る。グレッグ氏自身が利用しているパソコンは、それまで利用していたXPパソコンのハードディスクをSSDに入れ替え、OSをWindows 7にアップグレードしたものだという。

 2010年4月時点で、約2万5000台の社内パソコンがSSDを搭載しているという。新規導入するパソコンはSSD搭載を義務付けているので、3年先には社内すべてのノートパソコンがSSD搭載機に様変わりする計画だ。