マイクロソフトは2010年4月14日、Webブラウザー用のプラグイン「Silverlight 4」の開発が完了し、4月16日からダウンロード提供を開始すると発表した。
Silverlightはもともと、Webサイト上で動画などを再生するときに使われるプラグインだが、販売管理やデータ分析、通信教育、ゲームなど、Webベースで利用するアプリケーションのプラットフォームとして進化している。Silverlight 3からは、ブラウザーとは別に単体のアプリケーションとして起動することもできるようになった。
今回正式版がリリースされるSilverlight 4では、Webカメラやマイクをサポートし、ビデオや音声をリアルタイムに取り込んで活用するアプリケーションも開発可能になる。また、プログラミングによってクリップボードにアクセスする手法を提供するため、コピー、貼り付けといった操作中に、データの書式設定や編集ができる。マウスの右クリック操作にも対応するほか、印刷用のAPIも提供。ローカルに保存されたファイルへのアクセスも可能になるなど、より高機能で使い勝手の良いアプリケーションを実現できるようになる。
なお同社は、Silverlight 4に対応した開発ツールとして、「Visual Studio 2010」のアドオンである「Silverlight 4 Tools for Visual Studio 2010」の製品候補版(RC2)と、「Expression Blend 4」の製品候補版(RC)についても、4月16日からダウンロード提供を開始する。