米Twitterは現地時間2010年4月13日、広告サービスを導入すると発表した。「Promoted Tweet」と呼ぶサービスで、広告主のツイート(つぶやき)をTwitter.comの検索結果ページに表示する。

 当初の広告主は、コーヒーチェーンの米Starbucksと、家電小売大手の米Best Buy、格安航空会社の米Virgin Americaなど6社。Promoted Tweetは検索キーワードに連動して表示される。広告主がTwitterに料金を支払っている場合には、「promoted by .....」の一文を添え、通常のツイートとは異なることを明示する。検索結果画面には一つの広告しか表示しない。

 米メディア(Wall Street Journal)によると、TwitterはPromoted Tweetを当初全体の2~10%のユーザーに表示し、その後段階的に増やしていくという。

 Promoted Tweetはその企業をフォロー(追跡)しているユーザーのタイムライン画面には通常のツイートと同様に表示される。同社は「ツイートの中に広告が表示されるのではなく、企業によるツイートにすぎない。そこが既存の検索広告やソーシャルネットワーキングの広告とは異なる」と説明している。

 広告主のツイートには高い評価基準を設けるという。「お気に入り登録」「返信」「リツイート」といったユーザーによる行動を評価し、ユーザーに受け入れられていないと判断した場合は表示を中断する。

 今後はユーザーの使い勝手や広告主にもたらされるメリットなどを評価していく。第2段階では、クライアントソフトなどサードパーティーのサービスにも導入できるようにする計画だ。「ユーザーにとって有益な形で」タイムライン画面に表示することも検討している。

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