NTTデータは2010年4月13日、中国の金融機関からシステム開発を請け負う上海晋恒軟件に67%出資して子会社化すると発表した。同社の第三者割当増資を引き受けて経営権を獲得、中国の金融機関向けビジネスを強化する。

 出資額は約1億4千万円。役員の3分の2をNTTデータが派遣する。子会社化を機に、上海晋恒は社名を上海恩梯梯数据晋恒軟件(上海NTTデータシナジーソフトウェア)に変更する。

 NTTデータは2010年1月、中国の金融機関向けビジネスに本格参入することを目指し、現地のSI企業と合弁会社を設立している(関連記事)。NTTデータが中国の金融関連のシステム開発会社に出資するのは3件目である。