スプレッドシートエディタ
スプレッドシートエディタ
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 米Googleは米国時間2010年4月12日、Webベースの統合オフィスアプリケーション「Google Docs」の強化を発表した。既存エディタの各種機能を向上したほか、新たにドローイングエディタを追加した。

 今回の強化により、同時に最大50人が共同で編集作業に参加できるようになった。テキストの編集はリアルタイムで反映され、編集者以外のユーザーが1文字ごとに変更を確認することができる。

 ドキュメントエディタでは、読み込む文書の構成をより正確にオリジナル通りに維持できるようにした。ルーラーを使ったマージン設定、画像周辺でのテキスト回り込みなども手軽に行える。

 スプレッドシートエディタは高速化を図り、デスクトップアプリケーション並みのナビゲーション能力を提供する。数式バーを新たに加えたほか、ドラッグ&ドロップ操作によるカラム移動なども可能にした。

 新しいドローイングエディタは、複数のユーザー間でフローチャートや図表などの作成および編集が行える。チャットをしながらリアルタイムで作業を進めることが可能。

 Googleによると、これらの強化内容は、HTML5などの新たなWeb規格に準拠したブラウザで効果を発揮する。そのため、Google Docsへのオフラインアクセスは5月3日より一時的に中止し、HTML5ベースのオフライン機能を後日提供する予定。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]