Java言語の設計者であるJames Gosling氏は米国時間2010年4月9日、米Oracleを辞めていたことを自身のブログで明らかにした。すでに4月2日付けで退社している。

 理由については「説明するのは難しい。正確かつ正直に話すことはすべて、害になりこそすれ益にはならないだろう」と明言を避けた。今後については、「何をするかは決めていないが、しばらく休養をとってから次の行動を起こすつもりだ」としている。

 Gosling氏が1991年に米Sun Microsystemsで取り組んでいたプロジェクトが、のちにJavaに発展した。同氏はSunの開発者向け製品グループのCTOを務め、今年1月にOracleがSunを買収したのちは、OracleクライアントソフトウエアグループのCTOに就いていた。同氏に先立ち、元SunのCEO Jonathan Schwartz氏や、XMLの共同開発者であるTim Bray氏もOracleを去っている。

[Gosling氏のブログ]