デジタルサイネージ・メーカーのサイバーステーション(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:福永泰男氏)は2010年4月7日、音楽・映像コンテンツ製作のジェー・ピー(本社:東京都中央区、代表取締役:中西俊作氏)と事業提携し、デジタルサイネージシステム用のハイビジョン映像コンテンツの販売を同日に開始すると発表した。「金融機関や病院施設などの待合スペースに最適」という。

 サイバーステーションによると、デジタルサイネージのコンテンツの必要性はロケーション(利用シーン)によって大きく異なるという。金融機関やオフィス内、病院の待合スペースなど滞留時間が長いロケーションでインフォメーションやコマーシャルを流すだけでは視聴者は興味を寄せなくなり、むしろコンテンツのジャンルによっては不快感を与えてしまう可能性すらあると指摘する。

 サイバーステーションのデジタルサイネージシステム(商品名:デジサイン)は、こうしたユーザーのコンテンツ運用に関わる課題に向けて、「ユーザー自身でコンテンツを作成したい場合はパワーポイントで簡単作成」 「オリジナルなものを安価で作成したい場合はおまかせデジサインコンテンツ作成サービス」「 足りないコンテンツはいつでもコンテンツが手軽に買える便利なコンテンツバンク」を用意してきた。

 
 今回は、このうちのコンテンツバンク用のハイビジョン映像コンテンツとして提供するものである。「地球見聞録」(タイトル数62)・「ヨーロッパ列車紀行」(タイトル数53)・「世界の名画」(タイトル数40)・「日本百景」(タイトル数8)の4種類のハイビジョン番組の提供を開始する。

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