ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでのXperia発売記念イベント
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ビックカメラ有楽町店でのXperia発売記念イベント
ビックカメラ有楽町店でのXperia発売記念イベント
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ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaで開店前に並ぶXperia予約客の行列
ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaで開店前に並ぶXperia予約客の行列
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予約だけで初回出荷分が完売した店舗も
予約だけで初回出荷分が完売した店舗も
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店頭に立つNTTドコモ 代表取締役社長 山田隆持氏
店頭に立つNTTドコモ 代表取締役社長 山田隆持氏
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 「Xperiaには5万を超える予約をいただいた。スマートフォンの時代が来たと感じている」(NTTドコモ代表取締役社長 山田隆持氏)。NTTドコモは2010年4月1日、Androidスマートフォン「Xperia」の発売に合わせ、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaとビックカメラ有楽町店で記念イベントを行った。

 Xperiaは、米GoogleのAndroid OSを搭載したソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のスマートフォン。山田社長は「2010年1月の発表以来大きな反響があった。TimescapeやMediascapeを駆使して、コミュニケーションがエンターテインメントとなる、新しいスマートフォンの世界観ができた」とあいさつ。ヨドバシカメラの代表取締役社長 藤沢昭和氏は「待ちに待ったスマートフォン。時代の先端を行く商品」とXperiaに対する期待を表明した。

 ビックカメラの代表取締役社長 宮嶋宏幸氏は「携帯を含めたこの種の商品で過去最大の予約をいただいた。販売店よりもお客様がこの商品に対する期待度を敏感に感じ取っている」とXperiaに対する関心の高さを紹介した。

 両店でのイベントには、NTTドコモのCMキャラクターを務める女優の成海璃子さんもゲストとして登場。「Xperiaを触ってみたが軽くて、デザインもかわいい」と感想を述べた。

 両店の店頭には、Xperiaを求めるユーザーが開店前から行列を作った。ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaとビックカメラ有楽町店では、どちらも4月1日昼までに完売となった。都心のドコモショップなどでは事前予約分だけで初回出荷分が完売となった店舗も多数出たもようだ。

 イベント後の取材でドコモの山田社長は、「Xperiaは3月18日から予約を受け付けたが、全国から5万を超える予約をいただいた。スマートフォンの時代が来たと実感している」と手応えを感じていると話した。「iPhoneには負けない。しっかり競合していく」(山田社長)。販売目標の数字は明かさなかったが、「昨2009年度の日本国内スマートフォン市場は約200万台。今年(2010年度)は2~3割増の市場になり、携帯電話の10%はスマートフォンになるだろう。その中でしっかりパーセンテージを取っていきたい」と述べた。一方、Androidについては「オープンなOSであり、世界中の叡智を集めて開発されている。そのため、非常に速いスピードでこれからも進化していくだろう」(山田社長)との見方を示した。

 またAndroidに日本の携帯電話特有の機能を付加していく方針も示した。「秋にはワンセグやおサイフケータイにも取り組む」(山田社長)。日本の携帯電話市場が特殊であることを指す「ガラパゴス」という言葉に対しては、「日本の携帯電話は世界の一歩先を行っている。日本ではトラフィックの約半分がパケット通信だが、世界はこれからパケット通信が伸びてくる。日本の先進的なサービスを世界に売っていきたい」と語り、Androidスマートフォンなどにも取り組むことで、必ずしもガラパゴスで終わらせないとの認識を示した。